2013年8月 1日 (木)

従軍慰安婦ー 「慰安婦問題」日本がいま語るべきことー大沼保昭

このタイトルは月刊誌「潮」8月号に掲載された大沼保昭(オオヌマヤスアキ)氏の文章です。

この文章すべて載せたいところです。このブログを読んだ方すべてに大沼保昭氏のこの文章を読んでもらいたい!

”慰安婦”のこと、よく知らない日本人多いと思います。

私も友人たちと「慰安婦っていたの?いないの?」 「たぶん、いたよね」

などという会話をしていたのが恥ずかしいおもいです。

ほんとうに日本の政治を動かしている人間は”悪”ばかりのような気がしています。

「女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)」のこと

韓国で「償い」がうまくいかなかったこと

日本の取り組みが評価されないことーーーこれは、書かれているところを少し紹介したいと思います。

 私(大沼保昭氏)は、70年代から日本の戦争責任の問題に取り組んできた。その経験から、日本の侵略戦争と植民地支配への反省と償いは、政府だけにゆだねるのではなく、国民全体が関わるようにするべきだと考えるようになった。

法的には、日本は1951年のサンフランシスコ平和条約や諸国との条約によって戦争と植民地支配に関わる賠償・保証・請求権の問題を「解決」したとされている。韓国も1965年の日韓請求権協定で法的には「解決」したとされている。

【ここからが問題!】だが、日本国民の多くは日本が戦争と植民地支配で諸外国にどれほどの被害を与えたかを知らない。中国や韓国の人々の心に今なお残っている痛みもわからない。政府と国民がともに戦争責任に向き合わなければ、日本はいつまでも被害を受けた国から批判され続け、国際社会で胸を張って生きていくことができない!

ほんとうに素晴らしい文章で、私が疑問に思っていた疑問が解けました!

是非とも、読んでいただきたい文章です!

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2012年9月17日 (月)

それでも、日本人は「戦争」を選んだ  ー 著作 加藤陽子

 Photo  非常に面白かった! 恥ずかしいんですが日本の近代史をほとんど知らなかったです。私の中学校時代の教科書は 日本が韓国を植民地にして、中国に侵略戦争をしかけていった とはっきり書いてなかったと思います。まったく記憶にありません。高校時代は、美術の授業が多かった(苦笑)ので、数学Ⅲの授業も日本の近代史もやってないという・・・(-_-;)  短大は歴史はなかったし・・・

でもこの本を読んでほんとうに良かった!と思っています。

こんなトシになってやっと知るとは! でも、多くの日本人がきちっとした歴史を理解していないんだと感じました。だから、韓国や中国の人を蔑視したりすることがあるんだと思います。

私は幸いにも両親が全く差別的な人ではなかったので、差別ということを知らないで育ちました。これには両親に感謝しています。

韓国や中国の人たちが今でも日本をよく思っていないというのは、やはりちゃんと謝罪していないからだと感じました。

随分前にドキュメンタリー映画「ゆきゆきて神軍」というのを見たことがあります。

見終わった時は、驚愕、戦慄・・・なんと言ったらいいか解りませんでした。

でも、この本を読むとそうだったのか・・・

398頁「自国(日本のこと)の軍人さえ大切にしない日本軍の性格が、どうしても、そのまま捕虜への虐待につながってくる」

 「戦争には食料がいる。ニューギニア北部のジャングルなどに自動車道はない。・・

最前線で五千人の兵士を動かそうとすると基地から前線まで主食だけ担いで運ぶのを想定するとそのためだけに人員が三万人ぐらい必要になるのです。しかし、このような計算にしたがって食料補給をした前線など一つもなかった。この戦線では戦死者ではなく餓死者がほとんどだったといわれるゆえんです

などという文章から、あのドキュメンタリー映画が生まれたのだと感じました。

 

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2012年2月18日 (土)

「曾根崎心中」 作・角田光代

単行本を買ったのは、何年ぶりだろう。

本を読むのも久しぶり。 角田光代さんの作品を読むのも初めて。

「曾根崎心中」と新聞で見て、即座に読みたい!と思った。

Photo

文楽の「曾根崎心中」は、何回観ただろう。何度観ても、よく出来てる! いい! と思える作品である。初めて文楽を鑑賞する人には、必ず「曾根崎心中」を勧めている。

時間も一時間半であるし、改作されたのも昭和の時代だから、現代人に解りやすい。親しめる作品になっている。

また、作品に力があるから、少々人形がまずくても、語りがまずくても、三味線がまずくても、充分に楽しめるのだ。

その翻案というのだ!興味がないはずがない!

鳥の声がする。・・・やがてしなくなる。・・・あたりの茶屋が戸を開け放つのが聞こえてくる。・・・

この最初の出だしで ? と思った。お初の気持ちから入っているんだ!

お初の気持ち・・・・角田さんのお初の気持ちは解った。で、徳兵衛の気持ちは?

男の気持ちは・・・・どうなんだろう?

私は、文楽を観ても九平次のところがどうも嫌い。なぜ、徳兵衛を陥れるんだ!と思っていた。この部分だけ どうして? と思っていた。

もっとちゃんと説明が必要じゃない?と思っていた。この小説では、ちょこっと・・・

詳細は、本を読んでほしい! 

この本を読んでから、まだ文楽を観たことのない方、文楽の「曾根崎心中」も観てほしい!

そして昨年は杉本博司氏が文楽の「曾根崎心中」に新たな一ページを開いた。

良いことだ。日本の文化が進化することを祈って!

私もささやかながら・・・

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2006年11月28日 (火)

並木鏡太郎「京都花園天授ヶ丘」と浅田次郎「活動寫眞の女」

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並木鏡太郎・著「京都花園天授ヶ丘 ー マキノ撮影所ものがたり」 (愛媛新聞社)

浅田次郎・著「活動寫眞の女」 (双葉文庫)

並木鏡太郎氏は、1902年~2001年 99歳の天寿を全うした映画監督です。この「きょうとはなぞのてんじゅがおか ー マキノ撮影所ものがたり」は自叙伝的な小説、セミ・トキュメンタリーという感じのものです。題名のとおり昭和初期の無声映画撮影所を舞台にしたお話です。映画が好きな私には、とっても愛しい本となりました。

「活動寫眞の女」は、「鉄道員」ーぼっぽやーや「壬生義士伝」などの浅田次郎氏の作品です。京都大学に入学した東京人の主人公が撮影所のアルバイトから体験するロマンティックでノルタルジィックなお話。この小説を読んだら、なぜか以前に読んだことがあるような錯覚に襲われてしまいました。

そう、この二つの作品の共通点は”映画” ”撮影所”と”京都”です。

なんかすごくロマンティックな気分にさせられました。

そしてこの二作品にいざなわれて、五年ぶりの一泊旅行で京都へ

行く予定です。

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